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女一人でインド行って襲われた・観光編

こんにちは、世界平和を目指す日本の女子大学生、モザイクエンペラーです。

この話は私が大学3年の夏に一人でインドに行った時のことです。

 

私は「日本人女性はインドでどんな格好をしていれば安全なのか」について実験してブログにまとめようと思って、
「顔と体のラインが隠れて、かつ、頭がおかしいとしか思えないかっこう」を3パターン試すためインドへいきました。


1つめは木のコスプレ、
2つめはダンボーのコスプレ(全身段ボールのキャラクター)、
3つめは現地で調達したものを組み合わせて作成する
という予定でした。

顔と体のラインが見えなければ女だとわからないので安全だし、頭がおかしいかっこうをしていればインド人のほうから避けてくれるはずだし、そうすればきっと安全だからです。


さらにインドの貧困についての記事を書くためにスラム街を見たいと思っていました。

 

しかし結論から言うと、私はインドで女の人と男の人に襲われて2日間くらい逃げ回ることになり、日本に帰るために頭脳線を繰り広げることになりました。


今回はその話の、インド観光(+ちょっと女性にさわられ)編です。

 

男の人に襲われて逃げ回る話はこちらから↓

 

www.esperantozenmondou.net

 

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この写真を撮るちょっと前に女性に触られた。まだだいぶのんき。

 

インドの空港には、夜中の12時過ぎについた。
ついてすぐ、インドの熱気で頭が朦朧とした。肌を隠すために着ていた長そで長ズボンが肌に張り付く。


空港の外で待っていたガイドの男性をなんとか見つけて、私はぎこちなくあいさつした。
ガイドは「こんばんは!長旅で大変でしたね!」と流暢な日本語で言った。
浅黒く彫りが深い顔をくしゃっとさせて笑う彼は、きちんとした人間のようだった。

 

私が運転手に英語であいさつしたら、少年のような顔をした運転手は片言で「コンニチハ」と言いながらふにゃふにゃした笑顔を向けてくれた。
ガイドが、「運転手はみんな英語が得意じゃないんです。僕が通訳するので大丈夫ですよ」と言った。

 

 

私は安全のために、全日程を日本の旅行会社の紹介のガイドがいて、移動は運転手さんの車という状態にしていた。

 

車でホテルの前まで連れて行ってもらい、私は一人でホテルの部屋に入った。
部屋はかび臭くて湿っていて、タオルも布団も壁もびっしょびしょだった。
シャワーは出なかったので、とりあえず蛇口の水をバケツにためて体を洗って寝た。

 


翌日の朝になった。
薬臭いジャムがのったパンと、チャイの朝食をホテルで食べてから出発した。


ガイドはニューデリー駅の雑踏の中を私の手をつかんで歩いた。
私はスリに遭わないように警戒しながらあたりをきょろきょろ見回す。
全体的に歩いている人が色黒の、無秩序な渋谷のスクランブル交差点のようだ。
ガイドは短髪の間から流れ出る汗を、真っ白なハンカチで何度もぬぐっていた。

道路の真ん中にある車線分離帯のようなわずかに高いスペースに、寝っころがる人や物売りの子供がいる。
彼らはどうやらそこで生活しているようだった。

 

歩いているのは男ばかりで、女がいるときは必ず集団だ。
ガイドは「インドの女は一人でどこにも行けない」と言った。


女性が一人でいればすぐ危険な目にあってしまうからだ。

 


駅に着いた。
電車は1時間遅れてやってきた。


中はやたら冷房が効いてきて、凍えるほど寒い。
ガイドは笑いながら私に「キスしたい、かわいい」と言った。
私は外国人のノリはやばいな、と思った。
私たちは世間話をした。

 

ガイド「彼女はいない。インドの女はほとんどが金を払えばさせる悪い女ばかりだから彼女を作らなかった。でもあなたはいい人」

私「どうして?彼女たちは、生活のためのお金がなくてそうしてるの?」

ガイド「そう」

 

私はガイドの考え方が理解できなかった。
いや、どうせ「彼なりの論理的な考え」なんてないんだろう。
インドの文化的背景で強化された、処女性への固執があるだけだ。


私は別の話題を振った。

 

 

 

ずいぶん時間がかかってアグラ駅についた。
もう完全に夜になっている。

 

駅からホテルまで車に乗った。
ニューデリー駅の時とは違う運転手である。


私が運転手にあいさつすると、運転手はもそもそと何かを言った。
バックミラーに映る彼の表情は、暗すぎてほとんどわからない。
彼は真っ黒な瞳と真っ黒な肌をしていて、ぼさぼさの長い前髪で顔は隠れている。

私は少し怖くなった。

 

 

ホテルについてガイドと運転手と別れた。

私は二人にお礼を言った。

ガイドはおやすみなさいと言ってくれたが、運転手はかすかにうなずくような動きを見せたような具合だった。


風呂に入ろうとしたが、風呂場のシャワーも蛇口もなぜか使えなかったので洗面台の蛇口から水を汲んで浴びた。
インドではシャワーは飾りのようだ。


かび臭い部屋で眠って、風邪が全く治らないまま翌朝になった。
ホテルをチェックアウトして、ロビーでガイドと合流した。

 

 

私は段ボールなどで作ったいろいろな変装道具を取り出し、
「この格好をして街中を歩きたい」「あとスラム街に行きたい」と言った。

すると、ガイドにめちゃめちゃ強い口調で怒った。
危険だからだそうだ。

それならもう私はインドに来た意味がほとんどない。参ったな。


結局タージマハルに向かった。
車で移動する間、窓から街並みを見ていた。

 

建物は全体的に茶色くボロく、ビルの隙間にはバラックやビニールシートの家がある。
信号待ちで車が止まれば車の窓に物乞いが来て、指を立てたり口に当てたりしている。おそらく1ルピーでもいいのでくれという意味なのだろう。
そしてそんな中に突然白く美しく巨大な宮殿や遺跡があるのだ。


ひどい街並みだと思った。

 

物乞いが私たちの車の窓を叩いているとき、ガイドが「私と一緒にインドに住めばいいのに」「ハグしたい」と言った。
当然ながらこれがインド人の彼にとっては日常である。
私は両方の意味で顔をしかめた。

「しないよ」と言った。

 

 

タージマハルに入る前に男女別に身体検査があったのでいったんガイドと別れた。


私を執拗に触ってくる女性がいて、検査はこういうもんなのか、と思っていたら、その先でもう一度制服を着た女性に身体検査をされた。

検査員に尋ねてみると身体検査は一度だけだった。
思い返せば先ほど私を触っていた女性は検査員の制服も着ていなかったので、検査員ではなかったことが分かった。


つまり、趣味でやっている人だった。やめてくれ。
振り返るとさっきの女性はもういなくなっていた。

 

 

身体検査が終わってガイドと合流してタージマハルを見た。
風邪薬でぼうっとする。

タージマハルを見終わったころ、私は体調が悪くなってきたので、休憩したいと言って、泊まっていたホテルに戻った。


ロビーで待ち合わせの時間を決めて、ガイドはホテルを出て行った。
私は部屋で横になった。

 

 

 

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