エスペラント禅問答、思想と生活

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女一人でインド行って襲われた話・襲われる編

この話は世界平和を目指す日本の女子大学生、モザイクエンペラーが一人でインドに行って、

男性に襲われた時のことです。

私は「日本人女性はインドでどんな格好をしていれば安全なのか」について実験してブログにまとめようと思って、
「顔と体のラインが隠れて、かつ、頭がおかしいとしか思えないかっこう」を3パターン試すためインドへいきました。


1つめは木のコスプレ、
2つめはダンボーのコスプレ(全身段ボールのキャラクター)、
3つめは現地で調達したものを組み合わせて作成する
という予定でした。

 

しかし結論から言うと、私はインドで女の人と男の人に襲われて2日間くらい逃げ回ることになり、日本に帰るために頭脳線を繰り広げることになりました。
今回はその話の、男性に襲われる編です。

 

(前回を読まなくても今回の話は単体で読めるので、大丈夫です)

 

 

もっと軽い話が読みたい愚民あなたにはこちらをおすすめしておきます。

 

ルンバに募金箱つけて大学で放つぞ↓

www.opantuemperor.net

 

 

前回の「インド観光+ちょっと女性に触られる編」はこちら↓

 

www.esperantozenmondou.net

 

前回までのあらすじ

ガイドに「危険だから実験ダメ」と怒られて実験のためのコスプレ道具を全部捨てた。

入場にボディチェックが必要な世界遺産の前で、警備員のふりをした女性に尻とかを触られた。

ガイドと、ホテルで待ち合わせ時間を決めていったん別れた。

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この写真を撮る少し前に女性に触られた。まだだいぶのんき。

 

待ち合わせの時間になったのでロビーに下りて行ったが、ガイドがいない。
私はしばらく待ったがガイドが現れないので緊急連絡先になっていた旅行会社の社長に電話した。


電話してすぐにガイドが現れた。怒っている。
「なんで電話したの!社長は私をクビにする!」
話してみたところ、私とガイドの間で待ち合わせの時間に誤解があったことが分かった。

とにかくクビを回避するために私は社長に電話して、
「私の日本から持ってきた時計がずれていて、間違えて電話してしまった」と社長に説明した。
社長にガイドに電話を代わるように言われて、ガイドに電話を渡した。

ガイドと社長は激しい口調で何かを言っている。
なぜ社長は私の言い分で納得しないのだろう。

ガイドは電話を切った。
ガイドは私の左手を荒々しく握って、「本当にありがとう。私の仕事はなくなりました。」と言った。
左手の握手の意味は分からなかった。私はごめんなさいと言った。


ホテルを出て駅に向かうために車に乗った。
ガイドは私をののしり続けていて、私はずっと謝っていた。
運転手は長い前髪の下から私たちをじろりと見た。

しばらく走ったところでガイドは運転手に、「煙草を買ってこい」と言った。
運転手は車から降りた。

 


ガイドは「あなたのせいで仕事がなくなった」と言って、私に無理やりキスした。
唇を激しく吸われて、切れて自分の血の味がした。


自分が何をされているか理解するまで、一瞬間があいた。


「やめて」と私は言った。
遅れて恐怖で頭の中が真っ白になった。

「あなたのせいで仕事がなくなった」と言いながら彼は私の下着の中に手を入れて乱暴に触った。
痛くて気持ち悪い。
私は手を押さえつけようとした。けれどガイドのほうが力が強い。
「痛い!やめて!」
ガイドは私に「痛くない。気持ちいい。」と言った。
私はその言葉に怖気が立った。


押さえつけられたまま体をなめられた。
「ごめんなさい。もう一度あなたが悪くないと社長に説明するからやめて」

ガイドは私のそむけた顔を無理やり掴んだ。
「私はあなたのせいで自殺する」と言いながらキスしようとした。
運転手が戻ってくるのが見えて、ガイドは体を離した。

 

 

運転手はヒンディー語しか話せない。インドの警察も機能していない。
私はどうしたらいいかわからなかった。

 

しばらく車が走ってアグラ駅に着いた。車を降りて電車に乗った。
彼は「今晩自分と寝ろ」と言った。
私がいやだと言うと、「全部触ったのに、何がはずかしいんだ」と言われた。
そういう言葉を聞くたびにさっきの感触を思い出しそうになって頭の中がぐちゃぐちゃになる。
私は「うるさい!気持ち悪いから言わないで!」と怒鳴り返した。

「怒ってるの?」
とガイドは聞いた。


つまり彼は私の体を触る正当な権利があると思っていて、私が嫌がっていることを理解していないのだ。
信じられなかった。

 

今すぐこの男から離れたかったが、夜の11時のインドの電車でガイドから離れて一人になるほうが危険だ。
ガイドから離れたら何人に触られるかわからないからだ。

彼はデリーに着くまでの数時間、私をののしり続けた。


「あなたのせいで首になったから自殺する」
「絶対に会社に言うな。日本に帰っても告げ口しないかあなたを監視する」
「自分と寝ろ」
「お前の体をさわって興奮した」と何度も言われ続けて、
そのたびにさっきの感触がよみがえり、全部自分が悪いのではないかと思い始めた。

とにかくなるべく早く空港に行かなければいけない。


彼は失職の恐怖と逮捕の不安と性欲で訳が分からない状態になっている。
やけになって私を殺そうとしたりするかもしれない。


もしくは冷静になってしまって、彼のとるべき一番賢いやり方は、口止めのために私の体の動画かなにかを撮ることだと気付いてしまうかもしれない。

 

日本に帰れないかもしれない。

 

 

デリーの駅で電車を降りてホテルに行った。
私はガイドを振り切って一人で部屋に入った。

私はリュック一つと貴重品用の鞄一つで来ていたが、まずリュックの中身をほとんど捨てた。
走って逃げられるようにするためだ。
ただ逃げようとしているとガイドに気付かれてはいけないので、リュック自体を捨てるのはやめておいたほうがいいだろう。

証拠としてガイドの声を録音できないだろうかと思い、スマホの録音機能をさわってみたが録音開始時と終了時に音が出てしまうことと、録音に気づかれた場合のリスクが大きすぎるので、あきらめた。

明日、なるべく早くガイドを説得して空港に行こう。
一人で空港まで行くにはあまりに危険だから、ガイドから離れるわけにはいかない。
運転手がいる前ならばガイドも何もできないはずなので、運転手が席を外さないように気を付ける必要がある。
翌朝きちんとした判断をするために私はすぐに寝た。
寝られないかもしれないと思ったが、いったんはあの男と離れられたという安心感から糸が切れたように眠った。


眠りに落ちる直前、インドの女性にとってはこういう目に遭うことが日常なんだろうな、と思った。
いいようのない悲しい気持ちになった。

朝、予定よりずっと早くノックの音で目が覚めた。
ドアを開けるとガイドが立っていて、「運転手がキスしたところを見ていて、社長に話した」と言った。
彼は酷く取り乱していた。

ガイド「社長はあなたと会って話すといっている。あなたは、何もしていないといってください。運転手があなたの渡したチップの額に不満があったから嘘をついたということにしよう」
私は運転手が嘘をついたことにするのは絶対に嫌だった。

私たちは社長との待ち合わせ場所に行くために車に乗った。


車の中で、ガイドは私に「何も言うな」「あなたのせいで自殺する」などと言い続けていた。
私は返事をしながら、どうすればいいのか考え続けていた。


最優先事項は日本に帰ることだ。
運転手が嘘をついていないということはガイドから離れた後にいくらでも説明できるので、優先事項ではない。

でも私はガイドに失職したり自殺したりしてほしくない。

 

普段の私なら絶対にこんなことは思わない。
性犯罪者は失職して当然だし法律の下す刑罰は甘すぎると思っているくらいなのに。

私はストックホルム症候群のような状態になっているのかもしれない。
自分に危害を加える相手と長時間一緒にいなければいけない時、恐怖心による多大なストレスから心を守るために、危害を加える相手に同情したり好意を感じるようになる現象だ。
そうなっている可能性はある。
私は昨日からずっと正常な判断がしづらい状況にいる。


第一、 安心するにはまだ早い。
その社長は本物なのだろうか。
私が告げ口をしないかを確かめるために、ガイドが用意した偽物の社長かもしれない。
それなら私は何も言うべきではない。

たとえ本物の社長だったとしても、昨日の電話の様子を見ると社長はあまり冷静な人間には思えなかった。
私が告げ口をしたら、冷静に対処できないだろう。
社長は日本からの観光客が紹介されなくなることを恐れて、私に口封じをしようとするかもしれない。

つまり私はどちらにせよ社長に何も言うべきでないのだ。


車が止まって、私たちは車を降りた。
ガイドの後ろに続いて社長との待ち合わせ場所までひとけのない道をかなり歩いた。
社長との待ち合わせ場所は料理店のようなところで、あたりに全く人がいなかった。
ドアにカギはかかっていないが、逃げづらい場所だ。

社長が待ち合わせ場所にやってきた。眼鏡をかけた日本人のような顔の男性で、温和そうな顔つきをしているように見える。

社長は、ガイドに席を外させて、「旅はどうだったか」「ガイドは安全か」などと尋ねた。
私はにこやかに、「楽しいです。何も問題ありません」と答えた。

社長はひとしきり私と話して、安心したようだった。


私たちは部屋を出て、ガイドと社長3人で運転手のいる車まで戻った。
社長は「ではよい旅を」と言っていなくなった。

ガイドは安心したようで、車に乗ると「次はどこに行きますか?」などと聞いてきた。
私はいら立ちを隠しながら
「初日からずっと風邪をひいていてつらいので、もう観光はしないで空港に行って休む」と言った。

ガイドは「今度はいつインドに来るの?来るときにメールしてよ。アドレスは?」と言った。
私は怒りを抑えながら「私、体が弱いからもう海外旅行はしない」とだけ言った。
車は空港に向かっていた。


私は空港で、「さようなら」と言ってガイドと別れた。
ガイドは最後まで「あなたが日本に帰ってからしゃべらないか監視する」などと言い続けていた。

 


ガイドの姿が見えなくなって、私は空港の椅子にへたり込んだ。


安心してもいいのだろうか?
私がガイドだったらどうする?
私が日本に帰れないようにするだろう。そのためにはどうする?

 

私はカバンの中身をすべて確かめた。
ガイドが私のカバンに麻薬などを押し込んで犯罪者に仕立て上げ、日本に帰れないようにすればいいと考えたかもしれないからだ。

カバンからは何も出てこなかった。
私はやっと安心することができた。


緊張の糸が切れたせいなのか、私は胃の中味を全部吐いた。

少し落ち着いてから私はスマホを取り出し、旅行会社にメールを送るために今までの出来事をまとめ始めた。

 

 

*後日、旅行会社からはガイドを解雇したと連絡があった。

 


学んだこと


① 日本の旅行会社に紹介されたガイドでも、インド人を信用してはいけない。
(現地で声をかけてくるガイドはもっと信用してはいけない。)
ただし旅行会社によるとこのような事件が起きたのは初めてとのことなので、
それが本当なら日本人インド人関係なくただガイドが悪かっただけなのかもしれない。


② 女性は一人でインドに行ってはいけない。
女性は必ずグループで、男性がいることが望ましいと思います。


③ ガイドが少しでもおかしなことを言ったらすぐに怒鳴りつける必要がある
外国人特有の冗談なのかもしれないと思ってはいけない


④ たとえずっと長袖長ズボンでいてもこういう目に遭うときは遭う

むしろ日本で性的な事件の加害者が被害者を選ぶ理由の第一位は「露出が高かった」「好みだから」を抑えて「おとなしそうで泣き寝入りしそうだったから」です。
つまり日本では地味な格好をしているほうが狙われるのです。

インドではどうなのかわからないので、とりあえずインド人女性と同程度(首まわりが小さい半袖以上のシャツ、尻のラインが出ない膝が隠れる丈のパンツ)の露出度にしましょう。

 

 

ちなみに私は中学の時、塾の帰りに夜遅く一人で歩かねばならず、

何度か痴漢にあってうんざりしたので兄の昔の制服を着て塾に通っていました。

 

(今思えばよくそのことでいじめられなかったなと思います。平和な塾だったんですかね?)

そうしたら「ねえお兄さん、遊ばない?」と、ホモにナンパされました。


とにかくどんな格好をしていても安心できないのです。
どうすれば・・・いいんだろうね・・・

 

 

 

 

こうしてまとめると当時のことを思い出して気分が悪くなりますが、
これから一人で海外旅行に行こうとしている女性や、なにかの被害にあった人に、

逃げている間に私の考えたことが役立つかもしれないと思ったので書きました。

 

私は日本でも何度も痴漢などにあったことがあり、

いやな気持ちになることに変わりはないですがまだ普通の女性よりは冷静な方だったと自己評価しています。

それでもやはり頭は働いていませんでした。

 

たとえば、朝ガイドがホテルのドアをノックしてきたとき、私はドアを開けたらすぐ外にでて部屋から離れるべきでした。

そのまま部屋の中に押し入られて動画を撮られたりする可能性があるからです。

思考力は普段の半分くらいになると思いましょう。


触られたりするとショックですがとにかく冷静になって、口封じをされたりする前に安全が確保できる場所まで逃げ切ることが大切です。

 

 

以上です。